湾岸の夜風38

夜の川崎貨物駅、かつての仕訳線に止まったEF210-111。ハンプの上から転がって来た貨車はカーリターダーで減速した後、速度不足時はレール間に設置されたリニアモーターカーで再加速していました。既に入換設備は姿を消しており、操車場の面影はあまり残っていません。

湾岸の夜風37

戦後、鶴見線よりも北側で工業地帯の近代化が進み、1964年に新設された塩浜操車場。操車場が機能を停止していった時代を生き残り、民営化後に川崎貨物駅として再編。かつて入換用に並んでいた仕訳線は留置線へ変わり、石油タンク車の寝床になりました。

駅の姿24

古ぼけた跨線橋の下に広がる地平の駅。もう貨物列車が来ない中線。交換する新旧の特急車。高架工事で消えてしまう、春日部駅の姿。

駅の姿23

古老の特急は田園を南下して市街地へ。春日部駅界隈で最も長く走り続けてきた特急車。

駅の姿22

車が通れない住宅地の踏切。高架化でいつか消えてしまう小道。

駅の姿21

同じ路線で使われながら、全く構造が異なる電車。それでも柔軟に活用される増結編成。

駅の姿20

貨物列車がない今も回送列車の待避で使われている春日部駅の中線。区間運転の浅草駅発着が伊勢崎線直通に変わる、朝夕の光景。

駅の姿19

単線の野田線。装いを変えた街と電車、歩みだけは変わらずに。

駅の姿18

野田線沿いに進むと、市街化が進む駅周辺とは違った雰囲気に。田畑が多かった頃を思い出させる、小さな踏切の道。

駅の姿17

一つの私鉄、特定の路線で、ほとんど役目を変えずに使われてきた8000系。近代化改造以降の年月が長くなった白い電車。