2016年06月20日

2軸の黒いやつ

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真岡鉄道の真岡駅には貨車も保存されています。駅の東側にあるのは私鉄の古典車ワフ16、ワ12、ト60。ワ12は廃止された蒲原鉄道の木造有蓋車、ト60は一畑電鉄の無蓋車です。一番珍しいのは有蓋緩急車ワフ16で、1910年製の古い貨車を後から鋼製車体に改造した珍車。車体形状は標準的な貨車に近いですが、基礎となる台枠が木造車と同じで車体も小さいです。倉敷にある水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル駅の奥で錆びついていたものが、真岡駅へやってきました。

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西側にはDE10と繋がった状態で国鉄貨車の有蓋緩急車ワフ29760、車掌車ヨ14594・ヨ14720、無蓋車トラ75954・トラ75083が並んでいます。ワフ29500とヨ5000は国鉄末期に倉庫として売り出されたため、レール上で保存されたものは限られています。複数を保存している場所はここだけかもしれません。
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