小郡機関区と言っても、前回と同じ新山口駅。由緒ある要衝の駅でしたが、駅名が変化。転車台にはキハ40に混じってスハフ12-36が止まっています。12系も数が減って珍しくなってきましたが、これはさらに珍しい0番台。民営化後に残った多くは発電機関を増強型のDMF15HZ-Gに変更した100番台で、これは1割ほど出力の低いDMF15HS-Gを搭載した0番台で唯一の現存車です。電化前に客車王国だった福知山運転区から流れてきた車両で、「SLやまぐち号」の電源故障時に連結する非常用電源車なのかもしれません。
なお、キハ40で採用された機関もDMF15HSAなので、全然違うようで似たようなメカニズムの車両が並んでいるんですね。
車庫には「SLやまぐち号」の車両も止まっていました。12系の窓を旧型客車風に大改造し、補強のシルヘッダーまで張り付けてあります。かつての東海道特急をイメージした展望車が特長ですが、本来の1等展望車では走行中に出ない前提なので柵が低かったものの、これは安全のために頭の高さまで柵があります。展望デッキというよりも監獄のような…。
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