博物館に保存されているクハ481-603。元はクロ481-5。10両編成だった東北本線の485系特急電車では1968年の奥羽本線特急「やまばと」運転開始に伴い、急勾配対策で減車した9両へ統一。その際にグリーン車を中間車から先頭車へ変更するため造られたのがクロ481で、新製車0番台、中間車改造50番台、改良新製車100番台の16両。東北のために生まれた車両でしたが、東北特急は12両・13両編成へ拡大し、9両編成は奥羽本線や磐越西線のみとなったため、1976年から九州へ転属が始まりました。
元は11両だった九州特急でしたが、段々と短編成化が進み、国鉄最後の1986年ダイヤ改正では3両編成も登場しています。クハ481-603はその過程で大量に必要だった普通先頭車へ転身。グリーン車の窓は座席ごとの小窓でしたが、狭い普通座席に変更したため、窓と座席は合っていません。
タグ:485
485系の終盤は換気が良くなかったのか、2時間近く乗っているとトイレの臭いが車内に漂ってきてちょっと不快でした〜。
ボンネットはかっこよかったのに〜