2016年09月11日

失われた臨港線2

ku95-1007.JPG

貝塚駅前の交通公園で保存されているのは、9600形49627と20系客車ナハネフ22-1007。1958年に登場した最初の特急型寝台客車20系。冷暖房完備のスマートな車体で黄金時代を築いた客車でしたが、14系以降に比べて寝台幅が狭く、一部は国鉄末期に屋根下の白帯を消して急行用に格下げされました。1000番台はその際に併結する12系座席車から電源供給を受ける混結改造したグループ。20系寝台車2両+12系座席車4両といった具合で、門司港始発の九州内を走る寝台急行に使われました。

ナハネフ22-1007は鹿児島運転所に配置されて最後まで残った車両。独特の丸くスマートな客車は、幸運にも交通公園で保存されています。
タグ:20
【九州の最新記事】
at 17:00 | コメント(0) | 九州
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/176651955

この記事へのトラックバック