2016年10月16日

流線形の時代

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広島車両所のEF59-21。公開日に行ったら見ておきたい1両です。当初のEF59はEF53から改造された19両でしたが、貨物増発で1969年から5両のEF56も追加改造されました。EF56は1937年から製造された旅客用電気機関車で、前年に登場したEF55と同じく流線形ブームの影響を受けた全溶接の半流線形車体が特長です。

昔の客車では蒸気機関車から供給される蒸気暖房を使用していましたが、電気機関車ではボイラーを積んだ暖房車を連結する分、客車を減車していました。EF56は蒸気発生装置を搭載した最初の電気機関車で、性能はEF53と同じですが冬季も減車不要になりました。そんなEF56-2を改造したものがEF59-21です。

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蒸気発生装置を避けてパンタグラフが中央に寄っているのが特徴で、EF59になった後もそのまま。国鉄末期に広島工場を出た機関車はパンタグラフが小さい下枠交差型に交換されていましたが、保存時に元の菱形へ戻されたようです。EF56は過渡期の機関車で、製造中から車体構造が角形に変更されたり、出力増強型が別形式EF57になったりしていました。
タグ:EF59
この記事へのコメント
この半流線型は初めて見ました!
これは一見の価値がありますね!
Posted by えふえふドラクエ at 2016年10月17日 22:18
全国でも他に保存例がなく、広島以外では見られない貴重な存在。今年の公開日には行けませんが、機会があればまた見に行きたい車両です。
Posted by 武蔵宮 at 2016年10月18日 19:32
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