利府駅の北側にある公園で、試作交流機ED45-11を改番したED91-11が保存されています。戦後に地上設備の簡単な交流電化を進めるために開発された1両。最初に試作されたのは交流電動機を直接駆動するED44-1、水冷水銀整流器で直流化するED45-1。技術的な難しさから整流方式が採用され、続けて空冷水銀整流器を積んだED45-11・ED45-21が造られました。
一緒に保存されているC58-354。ここは元の東北本線で、1962年に廃止された利府駅から先の区間。廃線跡を利用した車両保存では先駆けではないでしょうか。