2017年01月16日

田園の中で7

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仙台総合車両所の目玉は961形。200系に似ていますが全く違います。東海道新幹線開業の5年後1969年にアルミ車体で2両編成の試験車951形が試験開始、続いて新幹線網の全国拡大に対応する試験車961形が1973年に造られました。961形は山陽新幹線の九州開業に向けて食堂の他、寝台個室やB寝台などを持ち、夜行新幹線の試験に対応。新幹線の規格が大きいので、通路を挟んで縦にも配置した「に」型B寝台が特徴。新幹線の北進が計画されていたため、台車もカバーで覆われた耐寒構造に50/60Hz両用のサイリスタ制御。1978年に東北新幹線試験線へ移り、日本で初めて300km/hを越えた車両です。開発はこの後に200系の元になる電気試験車962形、925形へ進みました。

961形は東海道新幹線と同じ青帯でしたが、今は緑帯。見た目は少し変わってしまいましたが、時代の1ページが残っているのは嬉しい事ですね。
タグ:新幹線
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