加悦SL広場には復元客車ハ4995がありますが、倉庫になっていたハ21の旧車体を先に廃車となったハ20へ組み合わせたもの。ハ21の方はデッキ付きに改造して、ラッシュ時の客車列車で使われていました。1971年に国鉄から来た中古ディーゼルカーと交代で廃車になりましたが、他の車両と同様に保存されています。2軸車ながら大きい客車と同じデッキ構造、模型のようで面白い見た目ですね。
加悦鉄道は貨物主体でしたが、国鉄からの乗り入れが主体だったため、自前の貨車は少なかったようです。ワブ3は1926年製の貨車を改造した有蓋緩急車。これでも車掌車で、片隅が狭い車掌室。向こうに連結された国鉄車と比べると、車体の小ささがわかりますね。