ここは沼垂駅。関東から山を越え海に沿って来た信越本線の終点だった場所。1897年に北越鉄道が開業した際の終点で、1900年に西の市街地にある新潟駅へ延伸。1958年に新しい新潟駅を経由する新線へ切り替えられたため、沼垂駅は支線の貨物駅へ変更されて生き残りました。
この先に新潟港駅もありましたが再開発されており、痕跡は沼垂駅周辺のみ。かつて関東から山越えをしたEF15やEF58が乗り入れていた駅には架線柱も残っていますが、既に草に埋もれて眠りについています。新潟の拠点は、静かに歴史から忘れられていくのでしょう。
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