留萌駅前を南に進んだ丘。市民センター前の公園で保存されているD61-3。D51の運転台下にある遊輪を2軸台車に増やして軸重軽減した改造車で、国鉄最後の蒸気機関車です。戦後に国鉄では無煙化計画を推進し、1958年にはDD13、1961年にはDD51が登場。D61の改造は全く同時期で、蒸気機関車の維持よりもディーゼル機関車への置換が優先され、1000両以上造られたD51から地方線向けに改造されたのは羽幌線用の6両にとどまりました。
莫大な利益で地域を潤していた羽幌炭鉱でしたが、D61登場から10年ほどで閉山してしまいました。D61は時代の生き証人として、高台で眠りについています。
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