室蘭本線のキハ40。
室蘭本線には複線区間が多く、函館・札幌間の輸送路から外れる苫小牧・岩見沢間にも存在します。かつては石狩炭田から苫小牧・室蘭の港へ2000t以上の長大な石炭列車が走った大動脈でしたが、現在では普通列車が1日6往復程度。1・2両のディーゼルカーが走るのみで、蒸気機関車の頃に何両も客車が連なっていた路線とは思えないほどです。
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室蘭本線の岩見沢から苫小牧までの区間は、炭鉱の斜陽そのものを体現しているようでもあります。
非電化の複線が続いていますが、列車は本当に少ないですね。追分では、特急街道・貨物街道になっている石勝線が単線で、線路の太さが逆転しているようにも感じます。
途中の区間でトンネルの崩落がありましたが、そのまま放棄され、その区間は単線化されました。それで事足りるのが現実と思えば、寂しく見えてきます。
こちらのキハ40形も、北海道の厳しい自然環境の中では耐用年数ぎりぎりでしょうか。
先日、西日本の113系の記事でお返事くださいましたが、急に新車の導入ラッシュになっているように感じます。
北海道では、キハ40形の後継車両の導入計画が延期になってしまいました。鉄道の持つ長い時間軸での計画と運営、財政支援をする側にもされる側にも必要ですね。
私にはなんとも情けない話に映りました。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/
収益率の高い特急車に傾倒して、乗客も利益も少ない普通車を後回しにした結果でしょうか。
他の地域では民営化後の車両更新まで始まっている事を考えると、せめて余剰な軽快車を耐寒改造して、北海道へ回せないものかと思いますが…。