
道路から塀の向こうを眺めると、高架下には様々な保存車両が並んでいました。
ED16-10は輸入機に代わって投入されたD級電気機関車。D51よりも古い骨董品。キハ391-1はヘリ用ガスタービン搭載試作振子車。行き場を失くした保存車両たち。
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ここに見ればどの車両も貴重に思えてきます。できることならばそれぞれ、全ての車両を保存して欲しいと願ってしまいますが、一方できりがない話になってしまいますね。
時間と共に朽ちていき、色褪せ、役割もないまま置かれている車両は、見る者の思いを掻き立てるところがあるようです。
キハ391系は前頭部だけカットされて保管されているようですね。それだけでも幸運な車両なのかもしれません。
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大宮に限らず、工場で保管されていた車両も段々と減ってしまっているようです。鋼鉄製の重い車両、特に電気機関車は台枠や台車を破損している場合もあり、廃車から年月を経て、そろそろ線路上での維持も限界になりつつあるのかもしれません。
元々、国鉄民営化前にブームだった各地の博物館誘致と関連して保管が始まりましたが、バブル後に立ち消えとなったケースがほとんどです。民営化当初は公開日に並ぶ事も多かったのですが、他に使い道がなく、末期には手入れもされない状態でした。
一時ながら文化財の一員と目されていた車両たちが時代に翻弄されていく様は、何とも切ないものですね。