2019年02月28日

関越4

28-EF16-28c.jpg

旅客用EF58と同時期に生まれた貨物用EF15初期型を回生ブレーキ付きに改造したEF16。各地の山岳路線で使われましたが、最後まで残った5両が水上機関区で補機に使われていました。国鉄末期に補機は間合いのEF64-1000番台と交替し、貨物列車はEF15+EF16からEF65-1000番台+EF64-1000番台へ。EF64-1000番台は平地にも直通し、急速に茶色い車体の旧型電機が消えました。

EF16-28は最後の地・水上で保存されてきましたが、かなり荒廃が進んでいます。深夜も寝台列車の姿が絶えなかった鉄道の要衝には、かつての勢いはありません。
タグ:EF16
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この記事へのコメント
おはようございます。
鉄道車両は、線路から降りてしまうとどうしても生気を失った存在になってしまうように感じます。
例えば博物館などに保管されている車両は、実に綺麗に整備され室内にありますが、先頭の1両だけが置かれている様子はどこか寂しげです。
お写真の機関車は屋根が架けられているだけましな方でしょうが、やはり屋外では朽ちていきますね。
何年も前に見たことがありますが、そのときか既に窓は割れ、錆が広がっていました。
風旅記: https://kazetabiki.blog.fc2.com
Posted by 風旅記 at 2020年01月09日 09:57
こんにちは。
新潟への中継点として賑わっていた水上の街は、新幹線の開通で経路から外れ、代わりとなった新特急も姿を消してしまいました。
荒廃した機関車の姿は、鉄道と街の変遷を暗示しているようでもあります。
実用品から展示品へ変わってしまうと、取り巻く環境なども大きく変わってしまいますね。
Posted by 武蔵宮 at 2020年01月10日 17:36
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