
標準機関DMH17H(180PS)2基搭載のキハ58のみで組まれた急行と比べて、冷房電源などの関係で1機関も混在した特急形キハ80系は勾配に弱く、特急「つばさ」では奥羽本線の勾配で電気機関車が補機についていました。新型標準機関DML30HSC(500PS)搭載のキハ181系が1968年に登場し、中央本線の特急「しなの」に続いて特急「つばさ」にも投入されましたが、高速化と勾配自力踏破が過負荷となって故障が続出して補機牽引が復活する事態に。
キハ181-12は電化進展で転属するまで過酷な東北路を駆け抜けていた、特急史を語る生き証人。
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