2016年07月22日

山陽路6

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山口駅前から西へ2km、文化施設に保存されているD60-1。D50-162を戦後に軸重軽減改造したもので、運転台下の遊輪を2軸に増やした他はD50と大差はありません。D50は1923年から製造された日本初の大型貨物機で日本の輸送規模に丁度よく、改良型のD51でも同じような性能に設計されています。ローカル線向けとなったD60は山口線に集中配置されていた関係で、トップナンバーが山口で保存。

古いタイプは廃車になる時期も早かったので、大正時代特有の曲線構造を持つ大型機の保存車は珍しい存在です。
タグ:D60
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2016年07月21日

山陽路5

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キハ40とキハ47が並ぶ山口駅。非電化ですっきりした視界。かさ上げされていないホームから乗るステップ付きの気動車。人影も少ない小さな駅ながら、これでも県の中心地です。

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駅前に立った時には、もう日の沈みかけた時間でした。地名のとおりに山林の迫った駅は、近代的ながらどこか風情がありますね。
タグ: キハ40
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2016年07月20日

山陽路4

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新山口駅で編成分割中のキハ47。新車が増えているとはいえ、かなり広範囲で使い続けられており、山口線はほとんどキハ47です。全国各地で地域ごとに色を変えていましたが、西日本ではほとんどが元の赤1色に戻されているようですね。
タグ:キハ40
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2016年07月19日

山陽路3

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新山口駅の北、小郡町役場あらため支所にD51-813が保存されています。1943年製のD51は資材を節約した準戦時形。戦時中から山陽本線で貨物を引き続けてきた813号機は、山陰本線の長門機関区で廃車になるまで本州西部を離れなかったもので、交通の要衝だった小郡で保存されてきました。

駅名は小郡駅の方が歴史もあるのでしっくりきます。小郡町には駅名変更を迫る山口市との合併を何十年も拒否していたエピソードがありましたが、近年にあっさり合併して駅名も新山口駅に変更されてしまいました。遠くの人間からすると、小郡は山口市街から離れているので、新山口だとあんまりピンときません。分かりやすいようで、どこだか分かりにくくなった気もします。
タグ:D51
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2016年07月18日

山陽路2

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小郡機関区の転車台にはキハ40に混じってスハフ12-36が止まっています。12系も数が減って珍しくなってきましたが、これはさらに珍しい0番台。民営化後に残った多くは発電機関を増強型DMF15HZ-Gに変更した100番台で、これは1割ほど低出力のDMF15HS-Gを搭載した0番台の現存車。電化前に客車王国だった福知山運転区から流れてきた車両で、「SLやまぐち号」の電源故障時に連結する非常用電源車なのかもしれません。キハ40で採用された機関もDMF15HSAなので、全然違うようで似たようなメカニズムの車両が並んでいます。

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車庫には「SLやまぐち号」の車両も止まっていました。12系の窓を旧型客車風に大改造し、補強のシルヘッダーまで張り付けてあります。かつての東海道特急をイメージした展望車が特長ですが、本来の1等展望車では走行中に出ない前提なので柵が低かったものの、これは安全のために頭の高さまで柵があります。展望デッキというよりも監獄のような…。
タグ:12
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2016年07月17日

山陽路1

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新幹線の道すがら、途中下車した新山口駅。宇部線の105系が止まっています。国鉄末期に登場した105系、新製3扉車と103系改造4扉車がありますが、これは数少ない新製車。現在は更新改造もされています。

宇部線は小野田線・美祢線とともに石灰石輸送の主要路線でしたが、今は貨物列車がなく、1・2両編成の電車が走る静かなローカル線に。105系だけは今日も変わらずに海辺のローカル線を走り続けています。
タグ:105
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2016年07月16日

山吹色にひかれて3

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山陽本線新山口駅の115系。クモハ114-1621は1978年に新製された中間電動車を先頭車化改造したもの。東海道本線・山陽本線用に対応する高速化改造に続き、1999年に先頭車化改造で舞鶴線へ転用、2009年に下関へ転属。高速化の際には6000番台になったりと、改番を繰り返しています。

前から見ると普通の115系と見間違えそうですが、先頭部は平面。非貫通型先頭車に改造する場合は103系風、貫通型では115系風と見た目を区別した基準は不明ですが、それにしても従来型を叩き潰したような平面。違和感はともかく、窓や雨どいまで大改造された更新車なので、これからも頑張ってくれそうですね。
タグ:115
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2016年02月01日

姫新3

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新見駅は津山駅から西へ40km、姫新線で2時間揺られた先の終点。姫新線と芸備線が伯備線に合流する要衝で、かつては貨物列車に使われるD51が集う新見機関区がありましたが、今は静かな駅です。

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明かりの少ない山間の夜、知らない駅へ貨物列車が到着しました。EF64-1020は地元でも見た事ありますが、800kmも離れた場所で同じものを見るのは、何とも不思議な感じです。
タグ: EF64 西日本DC
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2016年01月28日

姫新2

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DE50、これほど惹かれるディーゼル機関車は他にありません。構造はいたってシンプルで、DE10の台車とDD13の機関を3倍に拡大して過給機で増強したDMP81Zの組み合わせ。津山機関区では多数の保存車両が収容されていますが、DE50は他で見られません。

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整備を行った直後なのか、DE50だけ車庫外に引き出された状態に。公園の隣は車両基地で昼過ぎには複数の気動車に遮られていていましたが、夕方には気動車が全て移動していました。
タグ:DE50
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2016年01月27日

姫新1

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津山駅の南西にある津山機関区。ここでは複数の保存車両が収容されています。姫新線、因美線、津山線が集まる交通の要衝ですが、全てローカル線で本数が少ないため、今でも国鉄車が幅を利かせるのどかな地方都市。

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津山駅には津山線の快速で。姫新線の方は長くて時間がかかります。
タグ:キハ40
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