山口駅前から西へ2km、文化施設に保存されているD60-1。D50-162を戦後に軸重軽減改造したもので、運転台下の遊輪を2軸に増やした他はD50と大差はありません。D50は1923年から製造された日本初の大型貨物機で日本の輸送規模に丁度よく、改良型のD51でも同じような性能に設計されています。ローカル線向けとなったD60は山口線に集中配置されていた関係で、トップナンバーが山口で保存。
古いタイプは廃車になる時期も早かったので、大正時代特有の曲線構造を持つ大型機の保存車は珍しい存在です。
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