2021年07月22日

山へ続く道17

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高蔵寺駅に到着する愛知環状鉄道。前身の国鉄岡多線は東海道本線岡崎駅から中央本線へ至る計画でしたが、建設は遅れて、自動車輸送用に岡崎・北野桝塚間のみ1970年に暫定開業。1976年に新豊田駅まで延長された状態で民営化となり、ほぼ完成状態だった設備を活用して1988年に全通。

環状線計画では東側に位置し、西側の城北線と合わせて貨物列車の迂回路になるはずでした。城北線と同様に複線用地の単線使用ですが、電車の頻繁運転で対照的な状況です。
タグ:私鉄EC

2021年07月21日

山へ続く道16

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高蔵寺駅に到着する211系。高度成長期から宅地造成が進んだ平野部の端で、向こうには山肌が迫っています。
タグ:211

2021年07月20日

山へ続く道15

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神領電車区の主役は民営化後に製造された211系5000番台。

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電車を動かす簡易な移動機。牽引車や救援車なども多数存在していた電車区でしたが、雑多な国鉄車は姿を消しました。
タグ:211

2021年07月19日

山へ続く道14

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春日井駅と神領駅の間にある神領電車区。電化された中央本線の基地で、かつては急行形165系と特急形381系の一大拠点でした。
タグ:211

2021年07月18日

山へ続く道13

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山道を下りてきた重連のEF64-1000番台。EF64-1018の背後に霞む山々。ここは平野部の入り口です。
タグ:EF64 重連

2021年07月17日

山へ続く道12

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中央本線の春日井駅を通過するEF64-1020+EF64-1033。この先、土岐川と木曽川に沿って山道を往く重連総括制御のEF64-1000番台。
タグ:EF64 重連

2021年07月16日

山へ続く道11

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側線は空き地の向こうにも伸びており、王子製紙の工場内へ。各地から姿を消しつつある製紙工場の専用線がまだ生きている、春日井駅。
タグ:線路

2021年06月20日

山へ続く道10

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勝川駅は1900年の中央本線建設当初からある古い駅。待避線もない小さな駅でしたが、岡多線から城北線へ至る迂回路建設で歪な高架駅に変わりました。
タグ:211 未成線

2021年06月19日

山へ続く道9

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高架化された勝川駅。ホームの外側が中央本線で、内側は城北線用。長編成を想定していないのか、ホーム途中で坂になる珍しい構造。

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中央本線の下をくぐって、向こうの城北線と接続するはずでしたが、城北線への高架橋は未建設。わずか200mの空白地帯。
タグ: 未成線

2021年06月18日

山へ続く道8

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城北線の終端に止まるキハ11-301。城北線は中央本線の高架化に先行して建設され、勝川駅は中央本線の手前に仮設ホームと検修設備を設置。

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勝川駅の高架化に合わせて接続を想定していましたが、分断されたまま。仮設の高架駅が造られてから、実に30年もの歳月が経過しました。
タグ:東海DC

2021年06月17日

山へ続く道7

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勝川駅へ到着間近の城北線。貨物列車の迂回用に造られた複線高架橋を走るのは単行ディーゼルカー。
タグ:東海DC

2021年06月16日

山へ続く道6

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勝川駅の高架橋を駆けあがる383系。

1973年の中央本線電化で特急「しなの」は181系気動車から381系電車へ。民営化後に383系へ交替してから20年以上。381系と同じくらいの長い時代を過ごしてきました。
タグ:特急 東海EC

2017年09月14日

半島の道4

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衣浦臨海鉄道の半田埠頭駅に止められたタキ38130。2軸車から始まったガソリン用タンク車は、3軸台車の超大型車タキ64000まで様々なタイプが造られましたが、国鉄時代のもので現役はタキ43000のみ。タキ38000はタキ43000よりも新しく、フレームレスで事故の際にタンクを破損する危険があったタキ43000の後継車。40t積タキ40000と36t積タキ38000が造られましたが、自重16t未満の既存タンク車に対して強固な構造で自重17t以上と重く、容量も減少。すぐにタキ43000の改良型が造られたため、目立たない存在になってしまいました。

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割と長生きだった石油タンク車も各地の石油輸送廃止で余剰になり、ここ10年ほどでタキ43000・タキ44000・タキ1000に統一。タキ38000は所属する京葉臨海鉄道の浜五井駅から遠く離れた西の駅で、静かな最後を過ごしていました。
タグ:タキ

2017年09月13日

半島の道3

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武豊線の半田駅横で保存されているC11-265。武豊線ゆかりの蒸気機関車。

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実際には、半田駅で歴史的価値が高いのは構造物の方です。武豊線は鉄道建設資材を武豊港から岐阜まで輸送した線路で、東海道本線の大府・岐阜間も元は武豊線と一体。半田駅の跨線橋は数少ない1886年開業時の遺産で、もちろん文化財。関東・関西に続いて造られた東海道本線のルーツは、今日も駅の一部として生き続けています。
タグ:C11

2017年09月12日

半島の道2

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武豊線の東浦駅で交換待ちの衣浦臨海鉄道KE65-5。衣浦臨海鉄道は東浦駅から衣浦湾を渡って碧南市駅へ向かう線と、東成岩駅から半田埠頭駅へ向かう線の2箇所に分かれています。

多くの臨海鉄道ではDD13タイプが導入されていましたが、衣浦臨海鉄道では強力なDE10タイプを導入。KE65はDE10と微妙に違う設計でしたが、このうちKE65-2とKE65-5が離脱。国鉄で廃車になったDE10-500番台を改番して穴埋めしたため、KE65-5は本来のKE65とは別物。逆に現存車の少ないDE10-500番台が現役で残っている事になり、これはこれで貴重な存在です。
タグ:DE10