2016年05月24日

工場で30年

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多度津駅から北、U字型の連絡線は多度津工場へつながっています。ここの踏切から見えるものと言えば、無蓋車トキ25797と有蓋車ワラ1。トキ25797はトキ25000の現存車でもしかしたら最も古いかもしれません。鉱石や部品輸送用に近年まで残っていたので見かける事も多かった貨車ですが、急速に姿を消してしまいました。ワラ1は現存車で最も古いどころか、そのまんまトップナンバー。国鉄時代に運用を離脱して多度津工場で管理されてきました。

ワラ1は1962年から17367両製造された汎用車で、ワム80000と共に国鉄貨車の主力でした。従来車より容積が大きいため需要も大きかったのですが、量産開始間もない1963年11月9日の夜に同型車が鶴見駅で脱線し、横須賀線の電車同士が衝突する大惨事「鶴見事故」を起こした因縁の貨車。大きい車体の割りに軸間距離が短く、車体が動揺しやすかったため、直線区間の高速運転で競合脱線を起こしやすかったようです。競合脱線のメカニズムが解明され始めた頃は既に国鉄末期で、貨物の縮小とともにワラ1は全て廃車となりました。

高度成長期とともに生まれたワラ1は、様々な出来事を見つめてきた生き証人。これからも四国の片隅で、静かに時代を見守って行く事でしょう。
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2016年05月23日

1889

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岡山駅から1時間、初めて四国へ降り立ちました。駅の横に大正生まれの中型蒸気機関車58685が保存されている多度津駅。

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多度津駅の歴史はかなり古く、開業は四国で最も早い1889年5月23日。転車台の線路は縮小されて機関区もなくなっていますが、蒸気機関車用の給水塔は今も残っています。四国の鉄道は北にある港から始まりました。貨物の浜多度津駅は既にありませんが、分岐する線路は今も多度津工場へ出入りする連絡線として利用されています。
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2016年05月22日

少数多形式

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丸亀駅に止まる6000系。6000系は独自設計の車体をやめて211系のような構造に戻した電車で、211系タイプでは最も遅く登場。混雑にも対応出来る両開き3ドアですが、ワンマン対応で運転台後部のドアのみ片開きに変更しています。電動車は一般的な2両ユニットではなく1両単位、離線対策で私鉄のようなダブルパンタ先頭車。

四国内だけでなく岡山にも顔を出す事があるようですが、3両編成2本しか存在しないため、狙って見ようとしても難しいかもしれません。
タグ:四国EC
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2016年05月21日

高さくらべ

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四国側の高架橋へ入ると、高松方面と分岐して宇多津駅に到着します。坂の下にある駅も高架橋なのですが、橋に合わせた手前の高架橋はかなりの高さだとわかります。まるで滑り台のような急坂です。

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振り返れば彼方に瀬戸大橋。ビルより高い橋を電車が通ってきたとは、やはり凄い!
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2016年05月20日

橋の中は4線分

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島に沿って曲がる瀬戸大橋。せっかく先頭車に乗ったので、対向列車でも…と期待していましたが、残念ながらこの時間帯は交差しないようです。

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瀬戸大橋は青函トンネルと同様に新幹線の利用を想定した構造。橋の内部では速度に制限がある上、在来線で1時間もかからない短距離では高速運転のメリットもないため、建設されないままになっています。建設されないままと言えば瀬戸大橋だけでなく、実は淡路島を通る明石海峡大橋と大鳴門橋も鉄道共用で設計されましたが、新設区間が70km以上と長すぎるため、神戸・鳴門を結ぶ鉄道は実現しませんでした。
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2016年05月19日

島を線路が通る

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船を通過させるため、橋はかなりの高さ。新幹線の高架橋すら跨げそうな高さを電車は駆け抜けます。瀬戸大橋は一つの吊り橋ではなく、小さな島を結ぶ複数の橋で構成されており、小さな島にそって曲がりくねった高架橋を通ります。

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鉄道と全く無縁だった瀬戸内の島に電車が通る状況は、なかなか凄い気がします。海上の島に造られた線路は国内だと珍しい存在ですが、駅は一切ないため、残念ながら島へは車でないと出入り出来ません。
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2016年05月18日

最大11重連があったらしい

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特急「しおかぜ」1号の最前部からみた瀬戸大橋の内部。人工物に囲まれた景色も、何か独特な味がありますね。一直線に見える橋ですが、実は結構なアーチ構造になっています。

瀬戸大橋線の開業は1988年4月10日。連絡船の港だった宇野でなく、下津井の鷲羽山から島を経由して坂出へ向かいます。最初の走行試験は1月29日で、キハ181系が使われました。電車が通ったのは翌30日で、213系電車でした。凄いのは31日以降の機関車試験で、吊り橋が重量に耐えられるか試験するため、1000t貨物列車の代わりにEF66・EF65などを10両前後連結して走行させていたようです。
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2016年05月17日

1号車1番A席

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7時23分発の特急「しおかぜ」1号。8000系は2000系ディーゼルカーに続いて開発された振子車体の電車で、松山方面へ向かう特急で使われています。朝から岡山駅に来ていたのは、この特急に乗るためでした。

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いつもは自由席しか乗りませんが、今回は奮発してグリーン車。先頭車の一番前! 宇野線を南下し、鷲羽山のトンネルへ。右には高速道路の橋脚が見えます。山の向こうには…。
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