2024年12月30日

工場を結ぶ4

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石灰石を満載した鉱石車を引くデキ102。1954年製で70年目、開業から123年になる秩父鉄道の歴史で半分以上も貨物輸送を支えてきた電気機関車。製造当時は東海道本線全線電化前で101系通勤電車やディーゼル機関車DD13が造られる前。同じようなデッキ付き箱型のF級電気機関車EF15を同世代に持つ機関車が半世紀以上も石灰石輸送を続けてきました。

変わりゆく時代の中で、変わらない埼玉の日常。
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2024年12月29日

工場を結ぶ3

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三ヶ尻線を走る電気機関車デキ301。田園地帯に新設された路線なので直線区間が多く、門型に並ぶ架線柱が独特の光景を作っています。
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2024年12月28日

工場を結ぶ2

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出発を待つデキ502。一列車が石灰石を降ろしてすぐに引き返すので、交代する入換機も存在せず、待避線も使われなくなってしまいましたが、それでも原料輸送だけは続けられてきました。
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2024年12月27日

工場を結ぶ1

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草に埋もれた引上げ線の横で入換中の電気機関車デキ502。

セメント工場建設に合わせて、1960年代始めに秩父鉄道側から延伸された三ヶ尻線。国鉄と繋がる北側の貨物線は未建設、周囲も田畑のみ。10年で工業団地に変わり、20年で新幹線の高架橋が頭上に。半世紀を経た今、セメント輸送は無くなって北側の貨物線は撤去され、工場間で石灰石を輸送する貨物列車だけが残りました。

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石灰石の搬入は工場の南端なので、工場に隣接する三ヶ尻駅のほとんどが既に使われなくなっています。
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2023年10月09日

さきたま16

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上越新幹線建設に伴い、熊谷駅から貨物扱いを分離した熊谷貨物ターミナル駅。同時に籠原駅の専用線を繋ぎ変えて秩父鉄道との連絡も移転しましたが、乗り入れる貨物列車の消滅で秩父鉄道は撤退。

時代の岐路に立つ、関東平野の貨物駅。
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2023年10月08日

さきたま15

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貨物列車が石炭輸送だけになって以降、閑散としていた線路が賑わった日。東武鉄道への客車輸送で、遠く四国から来た14系・12系客車が並んでいた熊谷貨物ターミナル駅。

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運ぶ物を失くし、秩父鉄道の線路7本が更地に。架線柱や信号機も姿を消して、最初から何もなかったかのような空間。
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2023年10月07日

さきたま14

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熊谷貨物ターミナル駅にやってきた秩父鉄道の電気機関車デキ503。セメント・石灰石輸送で幾度もやってきた中継拠点。もうやって来ない青い機関車。
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2023年10月01日

さきたま8

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秩父鉄道から到着したホキ10000。熊谷貨物ターミナル駅にいつも並んでいた黒塗りのホッパ車。
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2023年09月05日

激動の時代を12

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石炭輸送が終了し、大量に並んでいたホキ10000の姿も消えた三ヶ尻駅。

1960年代に広大な畑がセメント工場へ変わり、畑を貫く専用線が造られて。今も残っているのは草に埋もれた巨大な貨物駅。
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2023年09月04日

激動の時代を11

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この先はセメント工場。途切れた線路に向かって無言で佇む信号機。
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2023年09月03日

激動の時代を10

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耕地整理で取り残された斜めの道路をそのまま跨ぐ形になっていた場所。すぐ左には工場隣接の三ヶ尻駅。

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ここでも2本あったガード橋を片方だけ撤去。架線柱も無くなり、広くなったように感じる交差点。
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2023年09月02日

激動の時代を9

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鉄道建設前からあった主要道路を越えて。

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雰囲気が変わったように見えるのは2本あったガード橋が片方だけ撤去されたため。この辺りには電化されていた本線に沿って入換用の引上線があり、本線が撤去される一方で引上線を残す形になっています。
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2023年09月01日

激動の時代を8

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住宅地の上を越えていたガード橋。実際には逆で、一面の畑だった築堤周辺が後から宅地化されました。

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視界を塞ぐように横切っていたガード橋が外されて、少し広くなった空。半世紀の間に生まれては消えていく景色。
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2023年08月31日

激動の時代を7

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畑の道が十字に交差していた部分を跨ぐため、偶然に大きく造られたガード橋。籠原駅に新設された南口の延長にあたり、時代を経て2車線に変わった道路もくぐる事が出来ました。

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衝撃的な変貌を遂げていた廃線跡。道路の拡幅工事が始まり、ガード橋の撤去だけでなく築堤も削られて、全く違った場所に変わっていました。
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2023年08月30日

激動の時代を6

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1960年代に工業団地が整備された際、長方形の田畑を斜めに横切る専用線の築堤が造られました。ガード橋は元からあった畑の道を跨ぐ部分に架けられたもの。

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周囲の雰囲気はあまり変わっていませんが、廃止後でも管理が必要になる事からガード橋は撤去されてしまいました。
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