青森運転所に昔から配置されてきた583系。583系は昼夜を問わず効率良く使う目的で開発された特急電車でしたが、実際には車両基地での折り返し時間が短く、手動の寝台転換が過酷だったようです。寝台特急「はくつる」「ゆうづる」の他、東北新幹線開業後に盛岡・青森間「はつかり」で485系とともに使われていたので、青森には昔から縁のある電車。臨時用となって長いですが、今後も残ってほしいですね。
寝台急行「はまなす」も昼間はここで休んでいます。理由はわかりませんが床下の発電機を1日中動かしているので、周囲はかなり匂います。14系500番台の性能上は4両に1両の電源で十分なのですが、中間車の不足なのか所定の倍くらい電源が連結されており、騒音で結構にぎやかです。
かつては上野発だけでも特急「ゆうづる」「あけぼの」、急行「十和田」「津軽」「八甲田」が何往復も設定されていて、青森は客車で賑わっていました。今はもう「はまなす」しかなく、広い設備が持てあまされています。