2019年03月01日

山麓

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水上駅に並ぶ115系、高崎行と長岡行。

谷川岳を清水トンネルとループ線で踏破する上越線が1931年に全通し、信越本線経由に代わって数多くの長距離列車が水上駅を通りました。優等列車も多かった上越線でしたが、上越新幹線開通が大幅に遅れたため、老朽化が深刻な車両も交替出来ないまま使われていた路線でもありました。特急「とき」の181系は151系時代から使われてきたグリーン車や食堂車を外し、183系に転用可能な新製グリーン車を入れたデコボコ編成で雪山を往復。EF64-1000番台が来るまでは、EF58が旧型客車を引いていました。

新幹線開通で特急は消え、余剰になった老朽車は姿を消し、やがて機関車の姿もまばらに。そんな国鉄末期に生まれた115系が止まる水上駅。中線が撤去され、長いホームが余り、少し寂しげです。
タグ:115

2019年02月28日

時代と共に

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旅客用EF58と同時期に生まれた貨物用EF15初期型を回生ブレーキ付きに改造したEF16。各地の山岳路線で使われましたが、最後まで残った5両が水上機関区で補機に使われていました。国鉄末期に補機は間合いのEF64-1000番台と交替し、貨物列車はEF15+EF16からEF65-1000番台+EF64-1000番台へ。EF64-1000番台は平地にも直通し、急速に茶色い車体の旧型電機が消えました。

EF16-28は最後の地・水上で保存されてきましたが、かなり荒廃が進んでいます。深夜も寝台列車の姿が絶えなかった鉄道の要衝には、かつての勢いはありません。
タグ:EF16

2019年02月27日

鹿野沢

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水上駅のすぐ北。保存運転で使われている転車台の近くにD51-745が保存されています。

ここは水上機関区の跡で、戦前には電化された清水トンネルを控えて、蒸気機関車と電気機関車の交替が行われていました。戦後すぐに上越線全線電化で補機の基地へ変わりましたが、国鉄末期のEF64-1000番台進出が転機になり、古くから鉄道の要衝だった山間の街に常駐する機関車の姿が消えてしまいました。
タグ:D51

2019年02月26日

関越

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渋川駅前の公園で保存されているD51-724。

上越線電化は1947年に完成しており、どちらかと言えば山向こうの信越本線で使われていた長岡機関区の蒸気機関車。時が過ぎ、保存運転が行われるようになった山裾の街で、D51-724は眠り続けています。
タグ:D51

2019年02月25日

流れの中

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上信越を支えてきた107系100番台。

国鉄が優等列車の特急化を進めた結果、急行型の多くが余剰化。民営化直後に165系を利用した更新車が107系。105系や119系と同様の車体構造ですが、ライトがユニット化したり、窓が1段化したり時代の変化が見られました。
タグ:107

2016年03月07日

開けた場所で・冬ふたたび

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季節は再び冬。春が近づく信越本線をC61-20が駆け抜けます。シリンダーが後ろに伸びて止まった所で、ロッドが凄い勢いで振り回されています。1750mmの大動輪は電気機関車とは圧倒的に存在感が違います。側面の白線やロッドの赤も綺麗ですが、何もない無骨な感じの方が恰好が良い気がします。
タグ:C61