
水上駅に並ぶ115系、高崎行と長岡行。
谷川岳を清水トンネルとループ線で踏破する上越線が1931年に全通し、信越本線経由に代わって数多くの長距離列車が水上駅を通りました。優等列車も多かった上越線でしたが、上越新幹線開通が大幅に遅れたため、老朽化が深刻な車両も交替出来ないまま使われていた路線でもありました。特急「とき」の181系は151系時代から使われてきたグリーン車や食堂車を外し、183系に転用可能な新製グリーン車を入れたデコボコ編成で雪山を往復。EF64-1000番台が来るまでは、EF58が旧型客車を引いていました。
新幹線開通で特急は消え、余剰になった老朽車は姿を消し、やがて機関車の姿もまばらに。そんな国鉄末期に生まれた115系が止まる水上駅。中線が撤去され、長いホームが余り、少し寂しげです。
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