
津軽鉄道の津軽五所川原駅。珍しい2軸タンク車が止まっています。タム501は軽油を輸送するためのものです。当初は国鉄経由の貨物で燃料を運んでいましたが、貨物輸送廃止後は道路輸送に変更。道路事情でタンクローリーから積み替えて車庫まで運ぶ必要があり、タム501が導入されましたが、今は使われていません。
編入でタム501に改番されましたが、元はタム2848でタム500という15t積ガソリン用タンク車です。2軸タンク車の代表的な存在で、模型でもよく見かけるタイプ。2軸タンク車は脱線のリスクで1968年から製造禁止になっていますが、15t積くらいだと事業所の小口需要に丁度いいため、近年まで2軸タンク車の利用は継続していました。現在では10〜15t程度のコンテナがあるので2軸タンク車は姿を消しており、タム501は廃車されずに残った唯一の存在です。
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