2016年09月13日

ステンレスローズ

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福岡貨物ターミナル駅で出発前のEF81-302。300番台は1973年から造られた、関門トンネル用に車体をステンレス化したグループ。4両で生産終了し、重連も出来ないためEF30重連と同じ貨物運用に使えず、301・302号機は1978年に常磐線の内郷機関区へ大移動し、一般型と同じ塗装へ変身。国鉄末期の1985年に門司機関区へ戻り、重連仕様に改造されて400番台と共に再び関門トンネルを走り始めました。

独特の雰囲気を持つ300番台でしたが、今年のダイヤ改正で残ったのは銀色無塗装の303号機のみ。下関・門司間で寝台特急を引いていた日々は遠い過去。福岡まで足を延ばして、やっと見る事が出来た300番台。晴れた冬の日、最初で最後に見た姿でした。
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2016年09月12日

失われた臨港線

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福岡貨物ターミナル駅で休むDE10-1746。福岡の臨港線は、まず1942年に鹿児島本線の香椎操車場から博多港駅まで貨物線が開業し、1954年に福岡港駅まで延伸、1964年に福岡市場駅へ支線が開業しています。コンテナ扱いの増加に合わせて、1975年に香椎操車場から分岐してすぐの位置に開業したのが福岡貨物ターミナル駅です。現在では福岡貨物ターミナル駅から先の区間は全て廃止されており、商業施設や展示場が造られて、廃線跡は残っていません。

それでもDE10だけは変わらずに入換を続けています。
タグ:DE10
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2016年09月11日

かいもん

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貝塚駅前の交通公園で保存されているのは、9600形49627と20系客車ナハネフ22-1007。1958年に登場した最初の特急型寝台客車20系。冷暖房完備のスマートな車体で黄金時代を築いた客車でしたが、14系以降に比べて寝台幅が狭く、一部は国鉄末期に屋根下の白帯を消して急行用に格下げされました。1000番台はその際に併結する12系座席車から電源供給を受ける混結改造したグループ。20系寝台車2両+12系座席車4両といった具合で、門司港始発の九州内を走る寝台急行に使われました。

ナハネフ22-1007は鹿児島運転所に配置されて最後まで残った車両。独特の丸くスマートな客車は、幸運にも交通公園で保存されています。
タグ:20
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2016年09月10日

多々良川のほとり

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貝塚駅前。場所的には博多駅の真北4kmで、地下鉄の終点。鹿児島本線と福岡貨物ターミナル駅に挟まれた場所、団地の中に交通公園があります。
タグ:9600
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2016年08月25日

月下の山で

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平成筑豊鉄道・源じいの森駅近く。月夜に浮かび上がるのは、保存されている車掌車ヨ9001。

1965年に登場した10000系貨車では、空気バネ台車と電磁ブレーキで100km/h運転に対応。最後尾に連結するはずの2軸車掌車は75km/h制限で使えないため、車掌室を端に付けた緩急車コキフ10000・レムフ10000が造られましたが、折り返し時に組み替えなければなりませんでした。そこで1967年に造られたのが、従来の車掌車と同様に扱える100km/h対応の試作車ヨ9000。車体はヨ6000とほぼ同じですが、高速貨物では停車駅が減るので、車掌車で初めてトイレを設置。100km/h運転に対応するため、不安定な2軸を独特のバネ構造で支えています。性能的に悪くなかったのですが、既にコキフなどが十分あったため、量産されませんでした。
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2016年08月24日

にちりん

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夜の日豊本線・行橋駅に特急「ソニック」が停車中。かつて「にちりん」と呼ばれていた大分行の特急は、車両も名前も変わって九州の東側を疾走しています。

行橋駅では田川線を転換した平成筑豊鉄道が分かれています。かつては筑豊炭田の東側にある要衝で、田川線から来る石炭を北側の苅田港駅へ運ぶ基地でした。国鉄末期まで存在していた行橋機関区は姿を消し、綺麗な高架駅となった現在では、石炭時代の面影はどこにもありません。
タグ: 特急 九州EC
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