2020年03月09日

ところ変われば16

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工場で見かけた2ヶ月後、小倉駅を通過するEH500-47。関門トンネルを往復し、瞬く間に屋根は汚れてしまいました。
タグ:EH500
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2016年09月13日

ステンレスローズ

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福岡貨物ターミナル駅で出発前のEF81-302。300番台は1973年から造られた、関門トンネル用に車体をステンレス化したグループ。4両で生産終了し、重連も出来ないためEF30重連と同じ貨物運用に使えず、301・302号機は1978年に常磐線の内郷機関区へ大移動し、一般型と同じ塗装へ変身。国鉄末期の1985年に門司機関区へ戻り、重連仕様に改造されて400番台と共に再び関門トンネルを走り始めました。

独特の雰囲気を持つ300番台でしたが、今年のダイヤ改正で残ったのは銀色無塗装の303号機のみ。下関・門司間で寝台特急を引いていた日々は遠い過去。福岡まで足を延ばして、やっと見る事が出来た300番台。晴れた冬の日、最初で最後に見た姿でした。
タグ:EF81
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2016年09月12日

失われた臨港線

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福岡貨物ターミナル駅で休むDE10-1746。福岡の臨港線は、まず1942年に鹿児島本線の香椎操車場から博多港駅まで貨物線が開業し、1954年に福岡港駅まで延伸、1964年に福岡市場駅へ支線が開業しています。コンテナ扱いの増加に合わせて、1975年に香椎操車場から分岐してすぐの位置に開業したのが福岡貨物ターミナル駅です。現在では福岡貨物ターミナル駅から先の区間は全て廃止されており、商業施設や展示場が造られて、廃線跡は残っていません。

それでもDE10だけは変わらずに入換を続けています。
タグ:DE10
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2016年09月11日

かいもん

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貝塚駅前の交通公園で保存されているのは、9600形49627と20系客車ナハネフ22-1007。1958年に登場した最初の特急型寝台客車20系。冷暖房完備のスマートな車体で黄金時代を築いた客車でしたが、14系以降に比べて寝台幅が狭く、一部は国鉄末期に屋根下の白帯を消して急行用に格下げされました。1000番台はその際に併結する12系座席車から電源供給を受ける混結改造したグループ。20系寝台車2両+12系座席車4両といった具合で、門司港始発の九州内を走る寝台急行に使われました。

ナハネフ22-1007は鹿児島運転所に配置されて最後まで残った車両。独特の丸くスマートな客車は、幸運にも交通公園で保存されています。
タグ:20
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2016年09月10日

多々良川のほとり

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貝塚駅前。場所的には博多駅の真北4kmで、地下鉄の終点。鹿児島本線と福岡貨物ターミナル駅に挟まれた場所、団地の中に交通公園があります。
タグ:9600
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2016年09月09日

限定解除

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小倉駅の貨物線を通過するED76-1022。現在も残っているED76-1000番台は1015号機以降で、これは九州電化完成で導入された最終グループ。1000番台登場時には前面通風口が左右両側で、テールライトも古典的な内ハメでしたが、1011号機から前面通風口は独特な片側、テールライトは今も見かける外ハメに変更。最終グループでは、桜島降灰対策で運転台の窓を隙間風の少ないユニット窓にしており、より近代的な姿に変わりました。

一応、今も一般型0番台・特急型1000番台と分かれていますが、1000番台限定だった電磁ブレーキ使用の貨物列車には使われないため、以前から共通運用になっています。
タグ:ED76
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2016年09月08日

カウントダウン

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夏の朝6時21分、鹿児島から北上してきたED76-83が朝日を浴びながら小倉の街を走り抜けます。

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0番台94両・特急型1000番台23両も造られた九州のED76。ED75の九州用特急型300番台11両とともに、国鉄末期まで寝台特急と貨物列車に使われていました。今年のダイヤ改正でED76は81・83と1015〜1022の10両まで減少。100両以上も存在していた赤い機関車は、既に1割も残っていません。

たった2両に減ってしまった0番台。寝台特急を引いていた時代は、遠い過去になりました。
タグ:ED76
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2016年09月07日

赤の系譜

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8時22分の東小倉駅。使われなくなった信号機を横目に、ED76-1019の引く熊本行貨物列車が通過。

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ED76は東北地方で導入されていた交流用標準型ED75の九州仕様です。非重連仕様で前面は非貫通型に変わり、九州では電気暖房化されていないので客車用蒸気発生装置を搭載。先に導入されたED72と同じく、軸重を可変出来る中間台車を装備。ED75以降の交流機は50Hz用と60Hz用で内部の機器類を統一しており、雰囲気は変わっていますが、ED75とED76の基本構造は同じです。

やはり九州と言えばED76、赤い機関車にはこれからも活躍を続けて欲しいですね。
タグ:ED76
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2016年09月06日

二泊三日の旅路

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小倉駅を通過するEF81-454。福岡貨物ターミナル行の貨物列車です。では起点はと言うと、札幌貨物ターミナル駅。二日前の夜に北海道を出発し、2000km以上を移動してきた長距離列車で、5回も機関車を交替してここまで来ています。

パッと見では解らないドラマが隠されている、そんな所が貨物列車の魅力でしょうか。
タグ:EF81
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2016年09月05日

共用区間にて

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夏の早朝、小倉駅の西側へEF81-453がやってきました。上り線を逆走しています。橋と道路の工事に伴い、紫川橋梁の前後のみ貨物線を単線化して旅客線をずらしながら工事中。期間中は下り貨物列車も上り貨物線を通るようです。

当初の450番台は1991年製の2両だけでしたが、400番台2両を北陸へ転属させる代わりに、1992年の500番台追加生産分3両が450番台に仕様変更で九州に来ました。このため、453号機以降は通常のライトになっており、451・452号機とは同じグループに思えない見た目です。
タグ:EF81
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