
特急「ふじかわ」が富士川橋梁を渡って来ました。富士駅から身延線へ入って甲府駅へ。身延線は富士川沿いですが東側を通っていて、特急「ふじかわ」が富士川を渡るのは東海道本線の富士川橋梁のみ。
本州を分ける中央大地溝帯の南端であり、電力周波数の境界であり、色々な意味でここは東西を分けています。富士川橋梁は上り線でプレートガーダー、下り線は湾曲したランガーと中央部だけ直線のトラス。これは建設の歴史に加えて台風で流出した事も関係しており、川の猛威を物語っています。

東海道新幹線から見た台風直後の富士川。右奥には傘を被った富士山。銀色の橋は水道橋で、その向こうに東海道本線が小さく見えます。この時は河川敷を濁流が埋め尽くして橋の直下まで水面が迫っていたため、乗っていた新幹線は徐行運転になっていました。