2017年12月16日

時を重ねて12

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「日本海」のマークを付けて動き出す保存編成。小坂鉄道の廃止から時を経て、当時には見られなかった保存事業が東北の鉱山街で続けられています。
タグ:24 DD13

2017年12月15日

時を重ねて11

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子供の頃、小坂町を車で通った時に錆びた鉄橋を見た記憶がありました。久しぶりに小坂町へ来たので、探してみたら…駅のすぐ近くで見つけました。

これは小坂川の対岸にある鉱山施設へ向かう専用線で、鉱石輸送などが終了して1985年に廃止。子供の頃に見た時も既に廃止後で、当時と変わらない錆びた状態で残っていました。
タグ: 廃線

2017年12月14日

時を重ねて10

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保存編成1両目は電源車カニ24-511。北斗星用のカニ24-500番台に続いて100番台から耐寒改造されたタイプ。

機械室に置かれた機関DMF31Z-Gは使用せず、荷物室に設置した発電機で電源供給しています。保存自体が珍しい車両で、もしかしたら同じ機関を搭載するDD130の部品確保用なのかもしれませんね。
タグ:24

2017年12月13日

時を重ねて9

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保存編成2両目のスロネ24-551。寝台特急「あけぼの」で使われていたA個室車。

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前に見たのは青森運転所。全く違う場所で、久しぶりに見る事となりました。
タグ:24

2017年12月12日

時を重ねて8

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小坂駅のホームに止まるDD133を連結した保存編成。全て引戸・金帯に改造された車両で統一されています。宿泊施設として使われている寝台車は体験乗車にも使用。イベント開催日に切符を買えば誰でも乗る事が出来ます。
タグ:24 DD13

2017年12月11日

時を重ねて7

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ラッセル車キ115は、1969年に転入した国鉄キ134。除雪車も動態保存車になっており、圧縮空気で正面下のカッターと両脇のウイングが可動します。イベント時には動作を見学可能。既に除雪で使われる事はありませんが、80年前に造られた車両が維持されているのは、なかなか凄い事ですね。
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2017年12月10日

時を重ねて6

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小坂駅の外れに止められた3両のワフ28000。使われなくなって長いですが、レール上に残っています。

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引上線の方には国鉄から転入したホキ909の姿も。こういった貨車は、どのように活用されていくのでしょうか。
タグ:ホキ 他FC

2017年12月09日

時を重ねて5

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DD13-556。同和鉱業片上鉄道では5両のDD13を導入していましたが、柵原鉱山の衰退で余剰となった1両が1978年に小坂鉄道へ移転。勾配区間用に出力を上げた機関DMF31SBIを搭載していますが、非重連形なので小坂鉄道では補助的な役割でした。
タグ:DD13

2017年12月08日

時を重ねて4

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小坂駅の車庫に置かれたキハ2101。地方私鉄では小型車が多かったですが、小坂鉄道では同和鉱業の経済力で電車並みの車体と空気バネ台車のディーゼルカーを導入。1962年の改軌時からキハ2100が7両製造され、1994年の旅客営業廃止まで使われました。

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車庫内には戦前の国鉄貨車トラ4000と国鉄車の同型トキ15000の姿もありました。鉱石輸送廃止から年月が経っていますが、現存しています。

2017年12月07日

時を重ねて3

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小坂線開通は1909年。当初は軽便鉄道で、同じ大館始発の花岡線は1951年に国鉄規格に改軌され、小坂線も1962年に改軌。その際に導入されたのがDD130で、国鉄DD13とほとんど同じ構造です。重連形になっており、2008年の貨物輸送終了まで山越えに使われていました。

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DD131の運転台。国鉄DD13では入換用に横向きでしたが、DD130では通常運転用に正面向きで造られています。動態用でちゃんと使えるため、他の保存車とは違う存在感がありますね。
タグ:DD13

2017年12月06日

時を重ねて2

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小坂鉄道の終点・小坂駅は小坂鉄道レールパークとして整備・公開されるようになりました。一番の目玉は宿泊施設として利用されている24系客車。最後尾は3段寝台で登場したオハネフ24-12。24系は北陸トンネル事故で急きょ14系に代わって造られたタイプ。当初はB個室車オハネ24-555のみ宿泊出来ましたが、現在はA個室車スロネ24-551にも泊まれるらしいです。

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賑わう小坂駅。現役時代にここまで人の多い事はありませんでした。駅前も綺麗に整備され、冬前のイベント開催でたくさんの人が見学に来ていました。
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2017年12月05日

時を重ねて1

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色づいた木々に彩られた廃線跡。廃止から年月を経た小坂鉄道ですが、全体的に線路は残されており、特に小坂駅周辺では綺麗な状態を保っています。
タグ:廃線

2016年01月31日

吉ヶ原3

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同和鉱業片上鉄道の吉ヶ原駅で一番目立つのはやはりDD13。一部は同和鉱業小坂鉄道へ移動して現存。国鉄車ではなく自社発注型で、国鉄車は入換用で横向き運転台でしたが本線用で前向きに仕様変更しているほか、非重連形の代わりに機関は増強型DMF31SBI。機関名称はディーゼル・機関・6気筒・3100cc・スーパーチャージャー付・分類名の略。国鉄ではS型とSB型しかありませんでしたが、自主発注型が多数あるので機関は派生を続けました。

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DD13の隣ホハフ3002は元の国鉄オハ35-1227。ラッシュ用に片上鉄道では客車も保有していましたが、譲渡された1981年では明らかに時代遅れでした。

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一番の希少車はワフ22006。有蓋緩急車ワフ21000の戦後型で、片上鉄道に譲渡された後に貨物室をデッキへ改造し、車掌車として使われていたものです。原型ではありませんが、雑多な貨車が現存している事自体珍しいです。

2016年01月30日

吉ヶ原2

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吉ヶ原駅で最も古いのはキハ303という中型気動車。元は1934年製キハ41071で、大宮の博物館にあるキハ41307と同じ国鉄ガソリンカー。戦後にディーゼル機関へ換装して私鉄に移ったガソリンカーの現存車。なお、換装したDMF13と現在もキハ54などで使われているDMF13HSは全くの別物。

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吉ヶ原駅の近くに保存運転用の新駅が建設されているようです。止まっているのは1936年製キハ42029で、九州の博物館にあるキハ07と同型。地方私鉄では、国鉄車が割と多かったんですね。
タグ:廃線 他DC

2016年01月29日

吉ヶ原1

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片上鉄道は岡山県東部、吉井川沿いの柵原駅から山陽本線の和気駅を経由し、赤穂線西片上駅の南にあった港町の片上駅まで鉱石輸送を行っていた同和鉱業直営路線。1991年に廃止された後、吉ヶ原駅が公園として整備されました。

南から吉ヶ原駅へ行くバスは廃止され、現在は吉井川の北、津山駅前からバスが出ています。省略表記で時刻表に載っている津山広域バスターミナル・吉ヶ原間のバスは津山駅前経由・吉ヶ原経由で全く行先の異なるバス。さらに利用者は主に小学生なので、土日はほぼ運休。ネットで調べてもバスの現状についてほとんど分からず、ほぼ手探り。着いてから分かったのですが、吉ヶ原というバス停は廃止された吉ヶ原駅前だったんですね。

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吉ヶ原駅では複数の車両が保存されており、公園なのでいつでも見学が出来ます。
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