
隅田川駅で入換をするEF65-2119。改番前の1119号機は1979年4月11日、37年と1日前に下関運転所に新製配置されました。EF66と同様に少し前まで寝台特急を引いていた、下関育ちの転属組。赤ナンバーになっている更新機と比べて転属組はどこか違う見た目で、2093〜2095・2101号機は水色ナンバー、2127号機は黄色ドア、2119・2121号機は国鉄色。そんな2119号機は生まれも育ちも同じ2121号機とともに離脱。
隅田川駅のある千住は東京北部の代表的な工業地区でした。田端操車場経由の貨物だけでなく、常磐線と東武鉄道の貨物も集まり、工場への専用線に加えて水運にも対応した伝統的な貨物駅。南の汐留駅と同様に荷物列車の始発駅でもありましたが、たくさんあったはずの工場は姿を消し、周囲に高層マンションの立ち並ぶコンテナターミナルへ変貌。
時代の変遷を見つめてきたEF65、貨物列車と言えばEF65だった時代は過去の話になりつつあります。