
海を見ながら走るDD55-17。海辺の道路と平行する臨海鉄道は工業地帯の情景でしたが、見られる場所も限られてきました。工業地帯ながらのんびりしていた、水江線を見た最後の時。

何もない神奈川臨海鉄道水江線の終点・水江町駅。右側の大通りを挟んで日本鋼管の敷地が広がっており、そちらにも塩浜操車場の南から分岐した専用線が繋がっていました。京浜工業地帯に点在する日本鋼管は独自の専用線で網羅されていて、鍋型の専用車と国鉄の貨車を一緒に見られましたが、沖合の扇島へ製鉄が移転。大規模な専用線は全廃され、専用線の痕跡は全く残されていません。